食彩の王国 2021年2月の放送

食彩の王国 2021年2月の放送

18年目の「ガッツ」
 「食彩の王国」は、昨年10月から放送18年目に入った。語りに薬師丸ひろ子さんというカリスマを戴いて、すっかり土曜あさの番組として定着した感がある。番組を支えてくださっている視聴者や関係者に、心からの感謝を捧げたい。私事だが、いつの間にか古希を迎えた。本来は数え年で祝うものだが、1年でも先に延ばしたいという思いだったのだ。家族や友人、仕事仲間にも祝ってもらって嬉しい限りだが、「思えば遠くへきたもんだ」(中原中也 頑是ない歌より)という感慨もある。幸いなことにクリエイターには定年はない。才能と組織力が上回る間は、何するものぞというガッツもある。仲間と共に切り拓いて来た道を、後進に手渡していく準備もしなければなるまい。まだまだ、前を向いて突っ走ろう。アクセルとブレーキを踏み間違えてコンビニに突っ込むようなことがないことを祈って。
(土橋正道)

DVD「食彩の王国 日本の四季」
ポニーキャニオンより好評発売中!
(C)2019テレビ朝日・テレビマンユニオン・テレビ朝日映像

語り

薬師丸ひろ子

放送予定

    O.A.   テーマ     担当ディレクター 
#867 2月 6日  国産レモン    伊藤浩子
#868 2月13日  ニラ       ※テレビ朝日映像  
#869 2月20日  しょう油     木村麻衣子
#870 2月27日  深谷ネギ     ※テレビ朝日映像 

2021年2月のテレビマンユニオン担当回は・・・

#867 国産レモン
春の伊吹を感じる季節、旬を迎える「レモン」。黄色く完熟した果実は、言わずと知れた、ビタミンの宝庫。
皮まで安心して食べてほしい!と国産レモンの栽培に取り組んでいるのは、豊橋のファーブルこと河合浩樹さん。農薬の代わりに、害虫駆除を請け負うのは、なんと、これまた「虫」!虫をもって虫を制す…河合さんに招集された、てんとう虫や、カマキリからダンゴムシまで小さな従業員の活躍が人気のレモンの秘訣です。そんなレモンに魅せられたフレンチのシェフが葉から蕾まで味わい尽くす、新作料理に挑みます。

#869 しょう油
日本の食卓になくてはならない調味料、醤油。一口に醤油と言っても、その種類、用途は千差万別。各地域で育まれ、日本の食文化を形成してきました。全国の蔵を渡り歩いた醤油のエキスパートによる、それぞれの特徴を活かした活用法、驚きのレシピの数々。さらに、近代化の波にのまれ、姿を消しつつありながら、豊かな風味と旨味を誇る、伝統の木桶仕込みの醤油作り。しかし要となる木桶が今、絶滅の危機に…。100年先まで、本物の味を伝えたい!日本で唯一の木桶職人の引退に、醤油蔵のみならず、酒蔵、味噌蔵、ラーメン店まで、業種を超えて全国から立ち上がった人々が小豆島に結集!その奮闘に迫ります。
(藤原綾子)

プロデューサー

土橋正道

アシスタントプロデューサー

平田早季

ディレクター

伊藤浩子  木村麻衣子 植田裕久 
河野あや子 田中由美  橋村知曉 
橋本 倫  土井晴美

アシスタントディレクター

藤原綾子

音響効果

山﨑恵美