食彩の王国 2021年12月の放送

食彩の王国 2021年12月の放送

19年目のこれから
 「食彩の王国」は、この10月から放送19年目に入った。全国の食材生産者、料理人の方々、薬師丸ひろ子さんをはじめ、東京ガス、テレビ朝日、ビデオプロモーション、技術スタッフ、制作スタッフなど、関係者すべてに感謝を捧げたい。折しも、実りの秋。新米や新そばの季節だ。天候不順で翻弄された夏の疲れを癒し、新しいエネルギーを蓄えたい。私事だが、9月一杯で、旅番組「遠くへ行きたい」を完全に降板して、担当は「食彩の王国」だけになった。報酬の完全出来高制や、クリエーターに定年はないという仕組みも、組織の運営と共にメンバー相互の意思で確立したものだ。従って、自分から退役すれば、それに見合った報酬も放棄するということで、これまでの年収が半分以下になる。しかし、その分責任が無くなるので、身軽になって、神経をすり減らさずに済む。引き際も肝心だし、人生は、あらゆることが取り換えっこだ。「遠くへ行きたい」は、新たな体制の下で更なる発展を遂げて欲しい。「食彩の王国」については、20周年を目指してしっかり取り組みたい。
(土橋正道)

DVD「食彩の王国 日本の四季」
ポニーキャニオンより好評発売中!
(C)2019テレビ朝日・テレビマンユニオン・テレビ朝日映像

語り

薬師丸ひろ子

放送予定

    O.A. テーマ      担当ディレクター 
#908 12月 4日 江戸前オイスター  ※テレビ朝日映像
#909 12月11日 ご当地うどん     植田裕久
#910 12月18日 湘南チキン     ※テレビ朝日映像
#911 12月25日 ニンジン       北條 薫

#909 ご当地うどん
日に日に寒さがつのる、師走。冷え切った体を温めてくれるのがうどんです。
日本に40種類以上あるといわれるご当地うどん。その中から今回は、群馬のおっきりこみにスポットを当てます。
富岡で農家民宿を営む浦野さん夫婦。両親との思い出の味、おっきりこみを看板料理にするため、その復活を試みます。当時の麦を探して栽培、忠実に再現したその味とは?
さらに、浦野さんの噂を聞きつけたイタリアンの匠・日髙良実シェフが群馬を訪ねます。おっきりこみからヒントを得た日高シェフ。一体どんなマリアージュが誕生するのでしょうか。 
(菰田ゆり乃)

#911 ニンジン
景色がモノクロームになりゆく年の瀬。この時期旬を迎え、食卓を鮮やかに彩ってくれる食材といえば、ニンジンです!近ごろ若者の間では独特なニンジンの食べ方が流行っています。伝統的アフタヌーンティーに欠かせないという“あのケーキ”もニンジン?
冬ニンジンの生産率全国一位の千葉県・山武市。三代に渡ってニンジンを作っている農家を訪ねます。有機栽培で美味しいニンジンを作りたいという三代目の挑戦と奮闘を追います。更に、素材本来の味を生かすフレンチで注目の若手気鋭シェフが新たなニンジン料理の境地に挑みます。 
(金志修)

プロデューサー

土橋正道

制作進行

平田早季

ディレクター

植田裕久  北條薫 
島越翔平  河野あや子 
鴨下満   土井晴美 
橋村知曉  田中由美 
橋本倫

アシスタントディレクター

金志修 菰田ゆり乃

音響効果

山﨑恵美