アナザーストーリーズ 運命の分岐点「世界遺産スペシャル」

アナザーストーリーズ 運命の分岐点「世界遺産スペシャル」

 アナタは、どこの世界遺産に訪れたことがありますか?そしてその世界遺産に“どんな物語”を発見したでしょうか?
 ワタシの心に残る世界遺産は、2011年に訪れたベルリンの博物館島。19世紀よりシュプレー川の中州に5つもの博物館が建てられ、古代ローマ、エジプト、メソポタミア、トルコなどの遺物が集められた世界的にも珍しい場所だった。でも「なぜ各国の宝がベルリンに集められているのだろう?」と、レポーターの華恵氏と共にハテナマーク…。帰国後、編集者の松岡正剛先生に聞いてみると「当時は植民地主義と帝国主義の時代。列強と呼ばれた西欧諸国が、世界中から歴史的遺物をかき集めていたのです。」と明瞭な答えをくださった。なるほど、そういう視点で見てみると、「もう二度と誕生し得ない世界遺産」という意味がとてもよく理解できた。世界遺産にはそれぞれ“アナザーな物語”が存在するのだ。

 今回のアナザーストーリーズは、世界遺産スペシャル。ピックアップするのは、破壊や消滅のピンチを乗り越えてきた3つの遺産だ。その一つがご存知、中国の【兵馬俑】。話題の漫画「キングダム」によって再注目されている秦の始皇帝、その死後も仕える軍隊として作られたものだった。兵馬俑は紀元前3世紀ごろに完成したとされるが、その後、兵馬俑は土に埋もれ、2000年もの間その存在すら知られていなかったのだ。20世紀に入り、ひとりの農民によって偶然発見されたことから、ようやく日の目を見た兵馬俑だったが、出てきた時代は文化大革命真っ只中。毛沢東により古い思想が否定され、歴史的遺物が次々と壊されていたのだから、さあ大変。土に埋もれ、忘れられ、やっと出てきたところでまたまた大ピンチ!そんな兵馬俑を、誰が、どのようにして歴史の荒波から守ったのか…!?

 番組ではほかにも、水没の危機に直面した古代エジプトの巨大神殿、建築界の巨匠ル・コルビュジエと日本人の弟子が完成させた上野の国立西洋美術館といった、有名建築物に秘められた奇跡の物語も紹介する。乞うご期待!
(本田 大)

番組ホームページはこちら

ナビゲーター

松嶋菜々子

ナレーション

濱田 岳

D

本田大

AD

儀武良公斗

プロデューサー

髙城朝子

ゼネラルプロデューサー

田中直人