Zero Waste Life 2021年12月

Zero Waste Life 2021年12月

2021年度前期の「NHK 国際放送局長特賞」に選ばれました。

地球の未来を思いやり「捨てない暮らし」を思う存分楽しむ人々、そしてその「捨てない暮らし」を刺される人々の暮らしぶりやポリシーを、世界中の人々に向かって伝える15分の新番組。








2021年12月の放送

#12 Scrap Can Shine 「輝ける廃材」 12月3日(金)前10:45~11:00ほか  
木上奈都子さんは建築デザイナーであり、アクセサリー作家でもある。建設現場や解体現場から出るタイルや瓦などの廃材を、ピアスやリングへと生まれ変わらせてきた。洗練されたデザインのアクセサリーは、その全てが、とてもゴミから作られたとは思えない。人知れず捨てられてしまったものが、誰かのもとで輝きますように──そんな思いで木上さんはアクセサリーを作り続けている。

#13 Glass for Life 「廃瓶に命を吹きこむ」 12月10日(金)前10:45~11:00ほか  
日本列島の南にある沖縄。年中温かく観光地として有名なこの地で、100年以上続く工芸が「琉球ガラス」だ。ガラス職人の松本栄さんのこだわりは、原料に飲食店や家庭から廃棄された瓶を使うこと。捨てられたものだからこそ、美しく蘇らせたいのだという。自身の活動が少しでもゴミを減らすことに繋がって欲しいという思いで、今日も鉄竿を吹き続けている。

#14 A Harvest of Colors  「畑から生まれた色彩」 12月17日(金)前10:45~11:00ほか  
木村尚子さんが開発した、野菜や果物から作られたクレヨン。幼い子供が口に入れてしまっても害がないのが利点だ。ラベルには「赤」や「黄色」ではなく、「りんご」や「長芋」など原料となった農作物の名前が書いてある。原料の多くは規格外のため市場に出せなかったり、廃棄が決まった農作物だ。クレヨンには「どんな農作物も人に愛されて欲しい」という木村さんの思いが詰まっている。

※この番組は放送終了後も、ビデオオンデマンド(外部サイト)でご覧いただけます。

ディレクター

岡崎ひかり(#12、#14)
渡辺裕太(#13)

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潘志揚

プロデューサー

琢磨修一