今月の放送

＃21　Folk House: The Beauty of Age「再生古民家：故きを温めて美しきを知る」（再放送）　
4月1日（金）前10:45～11:00ほか
江戸時代の佇まいが残る町で暮らす松場登美さんは、古民家を再生した宿を営む。庭の小道に敷かれているのは、捨てられた煉瓦。洗面所のボウルは、割れた甕を再利用したもの。冬になると、宿の軒先には日本伝統の保存食、干した野菜や果物が吊るされる。その風景にも風情がある。ものを捨てることなく大切にし、丁寧に暮らす。そんな松場さんの美意識が、宿全体を包みこんでいる。

＃4　Discarded Umbrellas Reborn「ビニール傘がおしゃれに変身」（再放送）　
4月8日（金）前10:45～11:00ほか
日本では安価なビニール傘が大量に出回っている。しかし、その多くはすぐに捨てられたり、どこかに置き去りにされたりしている。齊藤明希さんは廃棄された傘のビニールを加工して美しい生地を作り、それを縫い合わせてバッグを完成させた。バッグを買ったお客さんが獲得するのはとびきりのオシャレと……環境問題への意識変革だ。

＃22　Eatery Happiness Exchange「おすそわけ食堂」
4月15日（金）前10:45～11:00ほか
陶山智美（すやまちみ）さんが営む食堂は、材料に使う野菜の多くが近隣農家からのおすそわけ。受け取るのは規格外の野菜で、色が褪せていたり形が歪だったりするが、味や栄養面は申し分ない。最大のメリットは原価が低く抑えられるため、お客さんにも低価格で食事が提供できるということだ。

＃５　Lumber Rescue 「古材をレスキュー」（再放送）　
4月22日（金）前10:45～11:00ほか
東野唯史さんが経営するのは、一風変わったお店だ。そこで売られているのはリユースするための木材。東野さんは取り壊される家屋があると聞けば出向き、まだ使えそうな木材を引き取ってきた。この仕事を東野さんは「レスキュー」と呼んでいる。捨てられてしまう木材を少しでも減らしたいのだ。東野さんは、人と暮らしてきた木材には人の感情が宿っていると信じている。

＃６　From Rubbish to Rainbow 「染色でゴミを宝に」（再放送）　
4月29日（金）前10:45～11:00ほか
小室真以人さんは伝統的な染色法、草木染めの職人。彼の特徴は、染色の材料に果実の皮や刈り取られた枝など、通常は捨てられてしまうものを使うこと。しかし小室さんが手がけると、ゴミを使って染めたとは思えない美しい色に仕上がる。出てくる色は植物によって違い、同じ植物でも季節によって違うという。小室さんには口癖がある──「ゴミは宝物」。

※この番組は放送終了後も、ビデオオンデマンド(外部サイト）でご覧いただけます。

＜日本語版放送のお知らせ（NHK BS1にて順次放送予定　語り 矢部華恵）＞
　「器を生き返らせる“金継ぎ”」　　（D浅野直広）　4月20日（水）昼12:00〜12:15
　「浅草の“おみくじ和紙”」　　　　（D小林陽子）　　
　「おもちゃドクター」　　　　　　（D岡崎ひかり）　　　
　「雑魚のレストラン」　　　　　　（D浅野直広）　　
　「ビニール傘がおしゃれに変身」　（D桒原拓真）　　　
　「廃材バイオリンを奏でる」　　　（D伊藤メグミ）　
　「八ヶ岳のエコばあちゃん」　　　（D渡辺裕太）　　　
　「ランドセルをいつまでも」　　　（D黒住聡丈）　　　

<NHKワールドプレミアでの放送＞（海外向け日本語放送）
※日本国内からはご視聴いただけません。下記の放送日時は日本時間ですので、各国のタイムゾーンで放送時間をご確認ください。
「浅草の“おみくじ和紙”」 ４月１１日（月）２２：３０〜
「おもちゃドクター」　　４月１８日（月）２２：３０〜　
「雑魚のレストラン」　　４月２５日（月）２２：３０〜

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