Zero Waste Life 2022年5月

Zero Waste Life 2022年5月

日本には昔からあらゆるモノには大切な「命」があり、「その命を最後まで生かし尽くす」という叡智が息づいてきた。地球の未来を思いやり、様々な命を慈しみながら暮らしたり活動する人々の魅力を世界へと伝える15分番組。

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数年前の夏に娘と京都へ出かけた際に、面白い絵巻に遭遇した。東山・高台寺所蔵の百鬼夜行絵巻。鬼たちに混じって、お釜や傘・ほうきなどの暮らしの道具が、ユーモラスな妖怪に姿を変えて徘徊している。道具、建物なども年月を経ると精霊が宿り、妖怪、お化けとなって真夜中に独りでに動き出すというのだ。身の回りの品々を大切に扱うと、その妖怪は良い行いをするが、粗雑に扱ったり寿命まで使い尽くさないと、仕返しにやって来るという。何事もそれぞれに宿った命を大切にするように!という戒め。コミカルに「モッタイナイ」精神の神髄を伝える先人の思いに触れられた、愉快な一時だった。
(三田 豊)

番組ホームページはこちら

今月の放送

#23 Handmade Green Living「里山の手作り暮らし」 
5月6日(金)前10:45~11:00ほか
高知の山里で個性的な服やバッグを制作する早川ユミさん。制作工程で出た切れ端は捨てずに、切れ端同士を繋ぎ合わせて新しい作品にする。そんな彼女は自給自足に近い生活を営み、生ごみは堆肥にしている。布も作物も、なるべく捨てない。最後の最後まで使い切る──それが早川さんの生き方だ。

#7 Zako: Trash Fish is Treasure「雑魚は宝物」(再放送)   
5月13日(金)前10:45~11:00ほか  
甲斐昴成さんは、一風変わったシェフだ。彼が提供するのは「雑魚」の料理。雑魚とは、サイズが小さいため出荷基準に満たなかったり、食べられる習慣のない珍魚だったりなどの理由から、商品価値が無いとされる魚のこと。だが、捨てられてしまう雑魚も甲斐さんの手によれば魅力的な料理に変身する。甲斐さんの活動の影響もあって、今では雑魚の価値が見直されるようになってきている。

#8 Waste Wood Sonata  「廃材ソナタ」(再放送)   
5月20日(金)前10:45~11:00ほか 
塚本義房さんは40年以上、古民家の解体現場から出る廃材からバイオリンを作り続けてきた。廃材を楽器の形に削り、表板と裏板を張り合わせるなど、独学で取得した技術を駆使し約1年をかけて完成させる。今まで制作した数は45挺にも及ぶ。乾燥した古い廃材ほど、線維が緻密になって良い音色が出るのだという。廃材のバイオリンで演奏するとき、塚本さんは “木の喜び”を感じている。

※この番組は放送終了後も、ビデオオンデマンド(外部サイト)でご覧いただけます。

NHKワールドプレミアムでも放送があります。(海外向け日本語放送/月曜22:30〜 ※日本時間 日本からのご視聴はできません)
5月9日  「ビニール傘がおしゃれに変身」
5月16日  「廃材で奏でるヴァイオリン」
5月23日 「八ヶ岳のエコばあちゃん」



NHK BS1でも日本語版を放送します。(順次放送予定 語り 矢部華恵)>
 「器を生き返らせる“金継ぎ”」  (D浅野直広) 4月20日(水)昼12:00〜12:15
 「浅草の“おみくじ和紙”」    (D小林陽子) 5月12日(木)12:00~12:15   
 「おもちゃドクター」      (D岡崎光曜) 5月30日(月)昼11:50~12:05    
 「ビニール傘がおしゃれに変身」 (D桒原拓真) 5月30日(月)昼12:05~12:20
 「雑魚のレストラン」      (D浅野直広)   
 「廃材バイオリンを奏でる」   (D伊藤メグミ) 
 「八ヶ岳のエコばあちゃん」   (D渡辺裕太)   
 「ランドセルをいつまでも」   (D黒住聡丈)   

ディレクター

中川奈津子(#23)
浅野直広(#7)
伊藤メグミ(#8)

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潘志揚

プロデューサー

琢磨修一

GP

三田豊