情熱大陸「救命救急医・小倉崇以」

情熱大陸「救命救急医・小倉崇以」

新型コロナ重症患者の最後の砦“ECMO(エクモ)”のスペシャリスト
諦めるわけにはいかない―

肺が機能しなくなった時、血液に酸素を供給し、新鮮な血液を体内に戻すことで肺を休ませる装置『ECMO(エクモ)』。コロナ重症患者を救う最後の砦とされている。しかし、去年の春の時点で、国内にエクモがおよそ1400台あるにもかかわらず、扱える医師は60人ほどしかいなかった。
そんな中、エクモネットワークの中心メンバーとして臨床を重ねながら、エクモを扱える人材の育成に尽力してきた救命救急医がいる。小倉崇以、37歳。
小倉は、いち早く日本の感染症対策の体制に危機を感じ、2015年にイギリスのエクモセンターに留学。ノウハウと技術を学んでいた。番組が取材をスタートさせたのは去年12月、コロナ第3波の到来で、重症患者は急増している時期だった。
小倉の元には、重症患者の受け入れ相談の電話がひっきりなしにかかってくる。
彼はエクモを搭載した"エクモカー"を駆使し、日々対応に追われていた。
ある日、小倉に、エクモネットワークを通じて緊急のミッションが入る。北信越地方の病院からのエクモ手術の支援要請で、これまでエクモの導入を複数回試みたがうまくいかなかった。小倉は現地へ向かい、エクモの取り付け手術を行う。さらに受け入れ可能な病院まで患者を長距離搬送する...。
1人でも多くの命を救うために、全国を飛び回る男の戦いの日々を追った―。

演出

畑中 皓太
  

構成 

浜田 悠
重乃 康紀

撮影

桜田 仁
門脇 妙子

編集 

井手 麻里子

取材

奥田 円

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佐々木 博基

プロデューサー

中村 卓也(MBS)
梛木 泰西