又吉直樹のヘウレーカ!

又吉直樹のヘウレーカ!

テレビマンユニオン担当回

「クモの糸にはかなわない!?」
3月3日(水)
ゲスト:中田 兼介(京都女子大学 教授 専門:動物行動学〈主にクモ〉)
ディレクター:廣岡 知人
アシスタントディレクター:中窪 淳二
クモの生き方がこんなに心に刺さるとは思っていなかった。
なんだか毎日何もかもうまくいかないことばかりで、仕事もテレビ番組が作りたくて東京に出てきたのに世の中の状況もあり、思っていたのと違う。
毎日イライラして、寂しさもあり1人でキレている。当たる相手もいないから、何度コロナとフェイスシールドに頭の中でキレたかわからない。当たる相手がいても、もちろんキレたらあかん、わかっちゃいるけどそんな気持ちにはなってしまうんです。しょぼすぎて書いていて情けなくなってくる。
そんな僕にクモの生き方は心に刺さるものがある。
生まれた時から1匹で、生きる(獲物を捕らえて食べる)ために糸を出し巣(その道では網というそうだ)を作るクモ。でも糸は自分の体内のタンパク質が元で出来ていて、作った網が壊れなどしてしまったら食べて回収する。生きるために網を作るが、網を作ること自体が命がけのクモ。
せっかく作った網も風で吹き飛んだり人間に壊されたりと、僕だったら「思ってたんと違う」と言うだろう。
でもクモは文句一つなく、どんなことがあっても少しずつ少しずつ網を作り続ける。
なんと交尾後にオスグモがメスグモの交尾器を壊したりするクモもいる。自分の子供を確実に残すためだそうだが、狂っている、ように思う。
一方でどうしても自分の子供を残したいんだという必死さを感じる。

1匹でもくもくと必死に生きているクモを見て、なんとも言えない気持ちになった。
もっと頑張ろうと思った。しっかりしなければ。
なんだか元気が出てきたぞ、ありがとうクモ。

クモの力強さであふれている今回のへウレーカ!
きっとその魅力に捕らわれてしまうはずです。
とってもとっても見てほしい。ぜひ見てください!
(中窪淳二)

「この「なぜ」は止まらない!ボクは100歳まで生きられますか?」
3月17日(水)
ゲスト:仲野 徹(大阪大学大学院 生命機能研究科・医学系研究科 教授)
    三浦 恭子(熊本大学大学院 生命科学研究部 准教授)
    武部 貴則(横浜市立大学 特別教授/東京医科歯科大学 教授)
    斎藤 幸平(大阪市立大学 経済学研究科准教授)
ディレクター:野溝 友也
アシスタントディレクター:池田勇太
日常に潜むフシギを又吉さんが解決していく教養バラエティ、ここに完結!
最終回スペシャルの前編を弊社が制作しました。2018年から3年間、たくさんの科学と触れ合ってきた又吉さんがどうしても気になっていること。それは…
「僕は100歳まで生きられるのか」

キモカワイイ動物が秘める驚愕の長寿メカニズム、治療というアプローチを根本から覆すこれからの医療など、様々な観点から長生きについて語ります。もしかしたら人生100年時代にはもうすでに到達している?そんなムードが漂い始めた時、スタジオに現れた一人の思想家の発言に又吉さんの言葉が詰まりました。
「我々は本当に長生きすべきなのだろうか」

気候変動、経済格差、年金問題やコロナまで、いま僕たちが直面している問題に目を背けてしまっては、長生きした先に待っているのは幸せな未来ではない!?裕福な日本人がこれ以上の長生きを望むことは、地球にとって善か悪か。豊かさとは、幸せとは何であるべきかを問い直す今回、日本が先進国の中で圧倒的に幸福度が低い理由を垣間見ました。
ここで一つ、ルソーの名言を
「人は常に幸福を求めるが、常に幸福に気づかない」
(池田勇太)


書籍化のお知らせ
又吉直樹のヘウレーカ! 何気なく感じるフシギを解き明かす
著者:「又吉直樹のヘウレーカ!」番組制作班
扶桑社より好評発売中'''

レギュラー出演

又吉 直樹(ピース)

ナレーション

吉村 崇(平成ノブシコブシ)

2021年3月のラインナップ

3月3日「クモの糸にはかなわない!?」
     中田 兼介(京都女子大学 教授 専門:動物行動学〈主にクモ〉)
3月17日「この『なぜ』は止まらない!ボクは100歳まで生きられますか?」
     仲野 徹(大阪大学大学院 生命機能研究科・医学系研究科 教授)
     三浦 恭子(熊本大学大学院 生命科学研究部 准教授)
     武部 貴則(横浜市立大学 特別教授/東京医科歯科大学 教授)
     斎藤 幸平(大阪市立大学 経済学研究科准教授)

プロデューサー

小林 みつこ
生尾 典之

AP

堤 響子

ディレクター

廣岡 知人
野溝 友也
椎葉 百合子
中嶋 旭洋
高城 あずさ
葛谷 朱美
佐藤 拓郎
坂田 能成
黒住 聡丈

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池田 勇太
中窪 淳二